こんにちは。もとこです。
ライフオーガナイザーの講座中で興味深く感じたことの1つに、「片づけ動機尺度」があります。
なんだか難しい言葉ですが、「片づけよう!と思うときのモチベーションは、大きく3つのタイプに分けられる」という考え方です。
自分や家族はどのタイプのモチベーションが強いかな?と考えることで、片づけの目標が設定しやすくなると感じています。
片づけ動機尺度とは
片づけ動機尺度とは、以下の3つの観点から作られた尺度です。
- 片づけをする理由:なぜ片づける?
- 片づけの効果:片づけるとどんな効果がある?
- 片づけをするタイミング:どんなときに片づけたくなる?
大きく「ポジティブ感情接近型」「ネガティブ感情回避型」「利便性重視型」の3タイプに分けられます。
(完全に分けられるというよりも、それぞれの人によって強い動機や弱い動機がある、と理解しています。)
1.ポジティブ感情接近型
ポジティブな感情を得たい!という気持ちが片づけの動機になるタイプ。
理想のお部屋を目指して片づける、ウキウキしたいから片づけるなど、プラス方向により良くしていくイメージです。
2.ネガティブ感情回避型
ネガティブな感情を回避したい、解消したい!という気持ちが片づけの動機になるタイプ。
ストレスを感じるから片づける、不快さを感じないようにするために片づけるなど、マイナスをゼロにすることに意欲をもちます。
3.利便性重視型
上の2つは片づけが感情と紐づいていましたが、このタイプは感情とは関係なく、生活上の利便性を高めるために片づけるタイプ。
不便や支障を感じたとき、それを解消するために片づけようと考えます。
私のタイプ・家族のタイプ
私はネガティブ感情回避型が強いです。
お部屋の状態は、私の心の状態にも大きな影響を与えています。
使っていないモノや出しっぱなしのモノがあると不快で、片づけたい衝動に駆られます!
対して、夫(と子ども)は利便性重視型が強そう。
部屋がどれだけ散らかっていようと、感情面にはほとんど影響がないようです。笑
見た目のスッキリ感重視で、よく使うものをしまい込まれると、とてもストレスを感じるみたい。
夫や子どもに片づけをしてもらうためにも、利便性はカギになると感じました。
わが家の片づけのゴール
片づけ動機のタイプを考慮して、わが家の片づけのゴールを考えてみました。
- 私:使用していないもの、管理しきれないものがない状態。視界がスッキリとした状態。
- 夫(&子ども):使うものが過不足なくあって、使いやすいところに置かれている状態。
☝これらが両立するところがわが家のゴールになります。
私が夫や子どもにどれだけ歩み寄れるかにかかっています!笑
逆に言えば、ものすごく映える家ではなくても、使いやすくスッキリとした状態を保てればOKということ。
捨て活を進めるうちに、雑誌やインスタに出てくるような素敵な家を目指そうとしていた私。
でも改めてゴールを考えてみると、わが家は映える家を目指さなくても大丈夫だと感じました。
今のところ部屋を見るたびに落ち込むことはないし、夫や子どもたちもある程度ストレスなくモノを使えています。
ここから先は、焦らず楽しく進めていこう!と思えました。
タイプに合った対応や言葉かけも大切
家族が片づけに協力してくれないときは、相手がどのタイプの片づけ動機尺度を持っているのか考えてみるとよいそうです。
- ポジティブ感情接近型:少し先に来客の予定を入れて、そこを目指して片づけを進めてみる。
- ネガティブ感情回避型:片づけることで不快感がスッキリする、という面をアピールする。
- 利便性重視型:片づけるとものが使いやすくなる、生活が便利になることを伝える。
もちろんこれだけで解決するのは、難しい部分もあると思いますが…。
人それぞれ片づけに求めることは異なると理解しておくだけで、収納方法や片づけのゴール地点を考える際のヒントになります。
片づけのゴールが分からなくなったときに、立ち返ってみたい観点だなと感じました。
よかったら皆さまも、片づけのモチベーションを考えてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました♩
▼ライフオーガナイザーの講座で学んだ「利き脳」「時間のオーガナイズ」も、すごく勉強になりました。
▼応援クリックをいただけると、とても嬉しいです!