もとこの暮らし日記

自分にとって大切なことを大切にしながら、幸せに暮らす。

宝石展@国立科学博物館へ。子どもに鮮やかな体験をたくさんさせてあげたい。

こんにちは。もとこです。

少し久しぶりの更新になりました。

いよいよ仕事復帰が明日に迫り、不安からブログを書く気が起こらない日々を過ごしていました。

そんななか、かねてより行きたかった宝石展@国立科学博物館を訪れました。

忘れないうちに、宝石展で感じたことをまとめてみたいと思います。

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近世の貴族を美しく飾ったジュエリーたち

宝石の原石、カッティング技法、巨大宝石、現代の美しいジュエリーなど、様々な特集がなされていた本展示。

平日の午前中に訪れましたが、女性客を中心にとても混んでいました。

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特に心に残ったのは、終盤に展示されていた、近世ヨーロッパやロシアの貴族たちが使っていたジュエリーです。

(写真撮影禁止ゾーンでしたが、一部は公式HPから見ることができます。)

とんでもなく重そうなイヤリング&ブレスレット&首飾りのジュエリーセットや、加工が難しいといわれるエメラルドに細やかな肖像画を刻んだリング。

お花のモチーフがたくさん並んだ可憐なティアラや、鶴など中国風の絵柄を小さなたくさんの宝石で描いたブレスレット。

私の日常からは時間的にも空間的にも遠く離れたところで、実際に誰かの身体を飾ったであろうジュエリーたちが、ずらりと展示されていました。

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一つひとつをできるだけじっくりと見ては、「どんな首が、腕が、指が、このジュエリーを身につけていたんだろう」「このジュエリーの持ち主は、どんなドレスを着て、どんな髪型をして、どんな生活をしていたんだろう」などと思いをめぐらせます。

私は世界史に詳しくないので、ただいたずらに想像を膨らませては、ほ~っとため息をつくばかり。

▼こちらはヴァンクリーフ&アーペルのジュエリー。

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こんなにも大きな、キラキラと輝く宝石。

細かいところまで、職人が長い時間をかけて丁寧に作りこんだであろうジュエリー。

これを身につける時、どんな気持ちになったんだろう。誇らしかったのか、緊張したのか。

一生つけることはないとはわかっていても、私だったら気後れしてしまうだろうな…などと要らぬ心配をしてしまったり。

使われた当時から何百年もの時を経て、海を渡って、今ここにある。

目の前にあるものからあちこちへ思いをめぐらせる時間は、とても非日常的で深みのある時間だと感じました。

こういう時間が好きだったな、と久しぶりに感じることができました。

子どもの頃の経験が創作の源になる

もうひとつ、最後の最後に展示されていた、JJAジュエリーデザインアワードの受賞作品にも感動しました。

www.japanjewelleryfair.com

☟の記事にも掲載されている、グランプリの方の作品がとても素晴らしくて。

www.museum.or.jp

「幼い頃に見た流星群から着想を得た」という説明を読んで、思わず涙が出そうになりました。

そうか。

小さい頃の記憶って、こんなキレイな作品に昇華されることもあるんだ。

子どもの頃に美しいものを見るということは、何事にも代えがたい経験なんだとしみじみ感じました。

自分の記憶を思い返してみても、子どもの頃(特に小学生くらいまで)の記憶って、それ以降の記憶とは段違いに鮮やかです。

いつ、どんな形で出てくるか分からないし、もしかしたら一生出てこないかもしれないけれど、確かにそれがあることで人生が豊かになるような記憶。

わが家の子どもたちにも、そんな記憶を作ってあげたいと思いました。

心がやわらかくて感受性が豊かな限られた時間に、美しいものを目にして心を動かす体験を、たくさんさせてあげたいです。

マンガで興味の幅を広げること

展示会場には、二ノ宮知子さん(「のだめカンタービレ」の作者)のマンガ「七つ屋志のぶの宝石匣」の抜粋も合わせて展示されていました。

失礼ながら知らないマンガでしたが、思わず一つひとつ読み込んでしまうくらい詳しい説明がなされていて、純粋に読んでみたいなと思いました。

☟の記事でも書きましたが、どうにも最近「すぐに役に立つこと」ばかりに意識が向きがちで、マンガを読むこともほとんどありません…。

mtk-kurashi-diary.com

でも、マンガって、楽しく興味の幅を広げるにはもってこいですよね。

知識だけでなく熱量がこもっているから、スイスイと頭に入ってくるし、心に響く。

まだわが家の子どもたちには早いかもしれないけれど、長男が小学校中学年くらいになったら、いろいろなテーマのマンガを家に置いておくのもいいなぁと思いました。

子どもたちの興味が広がっていくかもしれないし、私たち夫婦は単純に楽しめるだろうし。

電子書籍もいいけれど、やっぱり紙の本がたくさん置いてあって、気になるものにパッと手を伸ばせる環境を子どもたちに与えてあげたいな。

そんなふうに、宝石とは全く関係のないことも考えながら展示を見ていました。

子どもがいると、展覧会で感じることも変わる

私はもともと展覧会が好きで、独身時代もちょこちょこ上野界隈に行ったりしていました。

今回、出産後初めてなので約5年ぶり?にこういった場へ来ましたが、子どもがいると感じることも変わるものだなぁと思います。

展示そのものを楽しみつつ、つい子育て目線でも見てしまうのが、なんだか不思議。

ふだん自分のことを良い母親だとはまったく思えない私ですが、自然と子どものことを考えている自分に気づき、なんとか母親をやれているんだなという安心感も感じたりしました。

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さいごに:仕事復帰しても、定期的に日常から離れよう

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宝石展、迷ったけれど行ってよかったです。

思考が日常から離れる時間って、すごく貴重だなと改めて感じました。

いよいよ長かった産育休が終わりますが、たまには有休を取ってこんなふうに非日常的な時間を過ごそうと思います。

よし、がんばろう!まずは今週、やり抜こう。

長くなってしまいましたが、最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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